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点字民報 2024年6月号 通巻696号

2024年6月5日 更新

 目次と主な記事をお知らせします。

目次

ともに歩もう 核兵器のない世界 非核・平和の日本をめざして 二宮幸子(東京都)
6月から定額減税が始まります。住民税非課税世帯などには給付金が支給されます。
全視協事務所で新紙幣観察会
私の困った、私の要求8 忘れ物をして困った 村上 晃(岩手県)
タイとセントルシアに行って来ました 嵯峨野新次(東京都)
「手をつなごう全ての視覚障害者全国集会」要請行動のお知らせ
全視協オンライン交流会「健康と運動」のご案内
通勤と職場支援、「重度障害者等就労支援特別事業」の実施状況(24年3月31日時点)
連載 百聞は一触にしかず 手で見る博物館桜井政太郎の思い2 一番大きな物、それは宇宙
全視協 総務局コーナー
 6月の記念日
 1 原水禁大会代表者募集
 2 点民モニター募集
 3 私の困った、私の要求
 4 その他の活動記録
 全国と地域の主な予定

(目次、終わり)

主な記事

ともに歩もう 核兵器のない世界 非核・平和の日本をめざして

二宮幸子(東京都)

 核兵器廃絶と被爆者援護を訴えて歩く「2024年原水爆禁止国民平和大行進」が5月6日、東京都江東区の夢の島公園第五福竜丸展示館前で出発集会を行ない、広島に向けてスタートしました。

 集会では、主催者から「今年の平和行進は、核大国に対しても、米国の『核の傘』のもとで戦争準備の大軍拡を進める岸田政権の政治にも、はっきりと『ノー』を突きつける大変重要な国民的行進です」と挨拶がありました。来年の被爆80年に向け、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める世論と運動を広げるためにも大切な運動です。

 この東京―広島コースの出発集会には、被爆者や民主団体、個人など約600人が参加し、広島に向かって元気よく歩き始めました。

 私たち全視協のグループは、東京からの7名・神奈川からの3名の10名で東京地区評議会の宣伝カーを先頭にした3ブロック目に加わり、都教組や都障教組の方々と一緒に行進しました。強い南風の中、組合旗・民主団体の旗をしっかり握り、「軍拡より社会保障を」「兵隊さんはおうちに帰ろう」「一緒に歩こう」などのシュプレヒコールを唱和しながら、横断幕を掲げ、最初の休憩地東陽公園を経て、1日目の最終目的地の日比谷公園をめざして歩きました。2日目は、港区芝公園の「平和の灯」前から出発し、多摩川6号土手公園前で神奈川に引継ぎをします。

 東京から広島コースの通し行進者、愛知県の大村美恵さんは「夫は被爆2世、2人目の子供は生まれて3時間後に亡くなりました。義父と子どものために平和を願い歩き通したい」と決意を述べました。5月6日から8月4日まで各地の自治体を訪問しながら広島まで向かいます。

 58年に始まったこの行進の今年のテーマは、「核兵器のない平和で公正な世界を」をスローガンに11の基幹コースを中心に網の目コースも各地で取り組まれ、自治体との共同も広がっています。私たちの行進は一日だけでしたが、この平和を目指す運動を一人でも多くの人に伝えていかなければと思いました。

(この稿、終わり)

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