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点字民報 2024年3月号 通巻693号

2024年3月5日 更新

 目次と主な記事をお知らせします。

目次

旧優生保護法最高裁宛点字署名に取り組みます 24年5月29日最高裁口頭弁論を経て、夏にも判決か
連れもて、おいなあよ、紀州わかやまへ 女性部大会のお知らせ
私の困った、私の要求6 こんなはずじゃなかった 黒葛原つづらはら富士子ふじこ(大阪府)
(再掲)病マ連第2回ディスカッション「19条裁判以降のあはき運動を考える」の発言者、参加者を募集します。
もちつき・天理教・コリアンタウン 竹野たけの磨智子まちこ(岡山県)
全国委員会報告 能登半島地震義援金、旧優生保護法裁判点字署名決定
まさかの推薦曲・準推薦曲に 鈴木すずきひろし(新潟県)
連載 盲人、地球を歩く9 ウズベキスタンを訪ねて5 ブハラから世界を展望 村上むらかみ直人なおと(岩手県)
全視協 総務局コーナー
 1 旧優生保護法訴訟で最高裁宛点字署名
 2 点民モニター募集
 3 私の困った、私の要求
 4 その他の活動記録
 5 頒布会
全国と地域の主な予定

(目次、終わり)

主な記事

もちつき・天理教・コリアンタウン

竹野たけの磨智子まちこ(岡山県)

 2月11日(日曜日)と12日(月曜日・振替休日)に奈良県天理市(2日目は大阪鶴橋)で行なわれた独身者の集いに職場の30代の弱視の同僚と参加しました。(参加者は視覚障害者11人を含む21人)

 まず1日目。最初は、餅つき体験。名前は知っているという人もいましたが、ほとんどは初対面。それでも、島田さんや皆さんの盛り上げもあり、あっという間にその場がひとつになり、大興奮の餅つきとなりました。私は、最初は臼の縁を叩いてしまいましたが、何度かはちゃんとお餅の粘り気の感触も杵の先に感じ、楽しかったです。その後、自己紹介。若い人の参加が多いのかと思っていたら、30代前半の人が2人いたものの、参加者の平均年齢は50代半ばというところでした。

 次は、天理教本部見学へ。ここの建物は想像を遥かに絶する規模で、甘露台というものを拝む東西南北それぞれの礼拝殿や教祖殿などの畳を合わせると、3517畳もあり、それらの外周を囲む広い回廊は800メートルもあるとのことで、そんなすごい建物を体感出来たのは、現地に行ってみたからこそと、感動しました。

 2日目は、大阪市生野区の鶴橋のコリアタウン散策。在日3世のガイドさんが、街の歴史や朝鮮の38度線や朝鮮学校などについて、丁寧に説明してくださいました。そして、チャンゴという朝鮮の太鼓も少しだけ叩かせてもらったのですが、何より指導してくださった女性のチャンゴ演奏がかなりの迫力で、魅了されました。

 今回は、ここに書ききれないほど楽しいことがいっぱいの、あっという間の2日間でした。ただ、予想以上に歩く距離が長く、足腰の悪い参加者さんにとってはかなり大変そうでした。しかし、みんなで数百メートル歩く毎に休憩しながら和気藹々と過ごし、たくさんの優しさに包まれた2日間でした。これからも、こういう行事に是非、参加したいです。スタッフ・ボランティア、そして、参加者の皆さん、本当にお世話になりました。

(この稿、終わり)

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