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点字民報 2023年12月号 通巻690号

2023年12月5日 更新

 目次と主な記事をお知らせします。

目次

「点字民報」購読料改訂のお知らせ
 私の困った、私の要求3 妥協と忍耐なくしては成り立たない同行援護利用 香川 豊(福岡県)
 イスラエルによるガザ地区攻撃の中止・即時停戦を求める声明 全視協
 全視協テーマ別オンライン集会「タクシー」のご案内
 弱視の目線・社会の視線2 竹輪の穴から覗いてみれば 川崎和代(大阪府)
 石川視生会創立40周年記念の集い開く 寺下嘉秋(石川県)
 全視協 全国委員会報告
 全視協 総務局コーナー
  1 内閣府「つなぐ窓口」開設
  2 その他の活動記録
  3 頒布会
 全国と地域の主な予定
 (付録) 都道府県別 日本の補助犬実働数(23年3月31日現在)

(目次、終わり)

主な記事

石川視生会創立40周年記念の集い開く

寺下嘉秋(石川県)

 1983年5月5日にわずか5名でスタートした石川視生会が、無事創立40周年を迎えられたことは、会発足当初からの会員の皆さんの努力と、全視協の皆さんはじめ多くの方々のご支援のたまものであり、まさに感無量です。

 この節目の年、10月22日(日曜日)午前11時より、金沢市内の加賀料理「八百辰」にて、「石川視生会創立40周年記念の集い」を開催しました。参加者は会員・非会員、講師、来賓、ボランティア合わせ計19名でした。この度の催しは2部構成、第1部・講演会、第2部・懇親会でした。

 当会会長の不破伸一による開会挨拶では、いま会として取り組んでいる無人駅問題や、障害者医療費助成の65歳以上の方を含めた窓口無料化を実現したことを紹介し、軍事費の大幅な増額でなく福祉の充実をさらにすすめようと述べました。引き続き、来賓の方々(石川県社会保障推進協議会・藤牧圭介事務局長、石川県視覚障害者協会・米島芳文理事長、「あうわ」視覚障害者の働くを考える会・林由美子代表)からご祝辞をいただきました。

 第1部・講演会は、「今求められる視覚障害者の福祉とは」をテーマに、全視協理事の藤原義朗氏にご講演いただきました。主な内容は「自動運転システムの安全性」「読書バリアフリー計画の推進」「ヘルパー利用時のぶらさがり許可事業」「視覚障害者の楽しい老後ライフ」等々、どの話も内容が濃く、これまで考えたことがない話題もあり、大変勉強になりました。

 第2部では、昼食を

摂りながら、数名の方々に近況・会への思いなどを発言して頂きました。これまでの数年間はコロナの影響もあり、会員の皆さんが集まれる機会が少なかったと思います。今回久々に会う方もあり、あちらこちらで会話が弾んでいたように感じました。

 石川視生会の会員数は決して多いとは言えませんが、会員の皆さんが集まることで、様々な意見が聞けると思いました。創立40周年を機に、会のこれまでの取り組みや成果をより多くの方々に伝えつつ、石川視生会の存在意義を自覚し、会の発展に努力したいと思います。

(この稿、終わり)

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