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イスラエルによるガザ地区攻撃の中止!即時停戦を!

2023年11月22日 更新

2023年11月22日 
一般社団法人 全日本視覚障害者協議会(全視協) 

 10月7日、パレスチナのイスラム組織ハマスは、イスラエルに大規模な攻撃を行なった。5000発のロケット弾をイスラエルに向け発射したうえ、戦闘員がイスラエルの町を襲撃し、民間人も含めて少なくとも350人を殺害した。イスラエルのネタニヤフ首相はハマスに対して、自衛権を盾に「容赦ない報復を行なう」と宣言し、圧倒的な軍事力を使って報復攻撃を開始した。

 ハマスによる民間人の無差別殺傷は国際法違反であり、私たちは強く非難するとともに人質の即時解放を求める。

 以来、これまでに、イスラエルで少なくとも1400人以上、ガザ地区では1万人を超える犠牲者(うち40%がこども、11月10日現在)を出した。「戦争は障害者を生み出す最大の暴力である」と同時に、私たち障害者は平和でなければ生きられない。全視協は、パレスチナとイスラエル双方とも戦闘行為を直ちに止め、平和解決のテーブルにつくことを強く求める。

 イスラエルは、ガザへの食料や電気、燃料や水などを遮断して「完全包囲」して空爆を繰り返している他、地上戦のための戦車も投入している。そして、病院や難民施設、住居など大規模な無差別な破壊を続けている。これらの行為は、明らかな国際人道法違反であり、即刻中止させなければならない。

 日本政府は、イスラエルの行為を国際法違反と批判せず、人道的休戦を求める国連総会決議(10月27日)に棄権した。日本政府には、憲法9条を活かした平和外交を積極的に進め、事態の収束のための役割を発揮することを強く求める。

 私たちは、ガザ地区の人道的危機を一刻も早く止めるために、各国政府、国際機関が一丸となって、「イスラエルはガザ攻撃を中止せよ!即時停戦を!」の緊急行動を強めることを心から要請するものである。

以上