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2021年度社員総会報告

2021年10月4日 更新

2021年6月6日に第12回(定時)社員総会を開催しました。
以下、社員総会議事録および2020年度決算を掲載します。

第12回(定時)社員総会議事録

Ⅰ 日時 2021年6月6日(日)10時から17時

Ⅱ 場所 全視協事務所

Ⅲ 議事

  1. 新型コロナウイルス感染防止の観点から、Zoom会議と書面による参加で行なった。
  2. 代表理事が開会挨拶を行なった。
  3. 議決権について総務局から報告があり、社員総会が成立している旨確認した。
     社員の数23 うち議決権を行使した社員の数23
     議決権の数40 うち議決権を行使した数40
  4. 社員総会の役員の提案があり、相違なく選出された。
     議長 平野力三(埼玉代議員) 高瀬清(神奈川代議員)
     議事録署名人 浅見清(茨城代議員) 渡嘉敷綏秀(沖縄代議員)
  5. 議長が開会を宣言し、議事に入った。
    第1号議案 2019年度・2020年度の活動報告
     第34回福岡大会期の2年間は、通常の活動は初めの半年余りで、残りは新型コロナ禍での不自由な活動を強いられた。各社員は工夫と知恵を出し合い運動と交流を行なった。
     社員と女性部に行なった「活動アンケート」はそのことを教えてくれる。活動アンケートの回答は議案書には盛り込まず、参考資料としてテキストとDAISYデータで提供した。
     全視協は議案書(「点民」5月号)では、運動の成果(16項目)、組織活動(8項目)、重点要求(5項目)、通常要求(9項目)のそれぞれについて書いている。
     思いもよらぬ新型コロナ禍で第35回新潟大会は中止、第11回(定時)社員総会は書面で開催、会議やテーマ別集会も中止や延期となったが、運動を止める訳にはいかない。こんな情況だからこそ、視覚障害者が感染した時の対応、あはき業の激減、ワクチン接種、交渉や相談、給付金の申請方法等を行なってきた。
     また、事務所外装工事カンパに取り組むこととなり、社員の皆さんにご協力いただいている。(この活動は23年の奈良大会まで続く。)
     議長は、本議案につき満場一致をもって原案は承認可決した。
    第2号議案 2020年度の決算報告
    第3号議案 2021年度・2022年度の活動方針(案)
    1.組織活動
     理事会・全国委員会は、宿泊を伴う会議は1回とし、後はオンラインにより行なう。
     その他、「訪問による直接対話を重視」しつつも、「オンライン学習会の取りいれ」、「地域で困ったこと・改善して欲しいことを全視協事務所に即時伝え解決にあたるというような活動スタイルの変更」「全国メールにもっと情報発信をすること」「全視協のこれからを考えるための話し合い」「外装工事カンパの達成」などに引き続き取り組むことを確認。なお、オンライン会議の開催のための視覚障害者用マニュアルの作成の必要性について意見があった。
    2.「7つの活動の基本」を実践
     どんな時でも活動の基本に立ち返る事が大切。新型コロナ禍は当分続くと考える。各社員の工夫と総意で乗り切ってもらうために、福岡大会で掲げた第10回(定時)社員総会の提案を再提案した。
    3.重点要求(6項目)
     理事会と社員が「一丸」となって次の6つの重点要求を実現させよう。
    (1)車両移送と移動保障の拡充
    (2)19条裁判の支援
    (3)重度障害者等就労支援特別事業の推進
    (4)安心・安全の駅の確保
    (5)デジタル化対応
    (6)新型コロナ対策
    4.通常要求(44項目)
     社員の力量と関心に応じて1つでも2つでも取り上げて運動しよう。(A欄からJ欄まで10項目に分かれ、その中に細かい項目がある。)
     ここでは、C欄の「まちづくりと移動」の(16)道路、音響式信号機(高度化PICS)の改善で、高知から修正案がだされた。これは、「高度化PICS(スマホ対応式信号機)は断固反対しこれを重点要求にする」というものだったが、現状ではこの信号機の体験者が少なく、体験を拡げていくことを前提に保留となり、継続審議となった。
     議長は、本議案につき賛成39、保留1をもって原案は承認可決した。
    第4号議案 2021年度予算(案)
     議長は、本議案につき満場一致をもって原案は承認可決した。
    第5号議案 役員の選任
     立候補は各役職共に定数内だったため、選挙は行なわない。
    〔新規役員〕
    代表理事……山城完治
    副代表理事……田中章治
    総務担当理事……藤野喜子
    副総務担当理事……東郷進
    会計……織田洋、川田佳子
    専門領域担当理事……岡真澄、岡﨑要、楠田房雄、志水克典、濱田登美、藤原義朗、不破伸一、依田澄子
    監事……根岸民雄、本田東
  6. 全ての議事を終了したので、議長は17時閉会を宣言した。

Ⅳ 議事録に相違のないことを証明します。

議事録署名人 浅見 清 
  同    渡嘉敷綏秀

2020年度決算

 ※PDFでご覧になる方はこちらの「2020年度決算.pdf」から

 20年度の収支の概要は、コロナ禍で会議がオンラインで行われ、交通費・宿泊費が予算を122万円下回った。
 一方、外装改修工事で560万円を支出したが、カンパで320万円を補填したので予算の増加は240万円に留まった。
 20年度収入の部合計は1400万円で、20年度支出の部合計は1600万円なので、200万円の赤字となり、赤字分を資産から繰り入れて収支を0とした。
 したがって、繰越金の額は、20年度4900万円から繰り入れ分が減少し、21年度は4700万円となった。

損益計算書(2020年4月1日~2021年3月31日)

 ※以下内容は、勘定科目 予算 決算 詳細の順

収入の部

 会費 5,124,000 5,015,700 931人(一般694人、減額237人)
 点民売上金 600,000 539,197 有料購読料
 職場介助者の配置助成金 1,400,000 1,392,362 支給対象費用の4分の3
 重度障害者等用住宅の賃借助 699,048 699,048 賃借費用の4分の成金3
 賃貸料 2,376,000 2,376,000 198,000×12ヶ月
 雑収入 500,000 4,066,062 頒布会12万円、外装改修工事カンパ3,241,448円、その他寄付等
 資産からの繰入 1,006,366 1,792,787
 収入の部合計 11,705,414 15,881,156

支出の部

 電話・ネット代 130,000 134,726
 ホームページ管理費 153,000 152,324
 水光熱費 240,000 202,702
 火災保険料 35,000 32,571 1年分
 固定資産税・都市計画税 400,000 405,800
 減価償却費(建物) 676,432 676,432 25年償却(8年目)
 減価償却費(空調) 296,982 296,982 15年償却(3年目)
 修繕費 60,000 5,837,800 外装改修工事5,660,600円、エレベーターメンテナンス59,400円、消火器詰替、1階トイレ修理等
 備品費 100,000 0
 労働者給料 1,980,000 1,954,798
 職場介助者給料 1,980,000 1,915,516
 社会保険料事業主負担 580,000 561,382 2人分
 労働保険料事業主負担 40,000 35,558 2人分
 重度障害者用住宅家賃 960,000 960,000 月8万円
 全視協大会費 0 27,916 諸経費
 全国委員会費 1,000,000 53,017 議案書作成3回
 理事会費 300,000 0
 分担金 161,000 161,000 障全協分担金、原水禁世界大会協力金
 役員交通費等 100,000 125,970
 総務局担当経費 400,000 375,996 交通費、事務費を含む
 機関誌局担当経費 50,000 31,960 交通費
 会計担当経費 30,000 0 交通費
 専門領域担当経費 60,000 26,320 まちづくり委員会交通費
 専門部経費 200,000 200,000 女性部
 書籍・資料 13,000 51,662 「点字毎日」
 点民発行費 1,600,000 1,650,714 月刊・増刊発行費
 原水禁大会代表派遣費 0 0 オンラインによる
 災害見舞金 40,000 0
 青学部活動補助 20,000 0
 予備費・雑費 100,000 10,010
 支出の部合計 11,705,414 15,881,156
 支出の部合計-支出の部合計 0 0

資産(2020年4月1日~2021年3月31日)

 ※以下内容は、 勘定科目 決算 詳細の順

 ゆうちょ銀行定期預金 2,005,202
 ゆうちょ銀行通常預金 764,993
 ゆうちょ銀行振替口座 4,763,432
 三菱UFJ銀行普通預金 1,546,713
 現金 36,376
 エアコン 4,454,744
 エアコン減価償却累計額 ▲816,701
 土地 24,414,910 登記面積66.34㎡
 建物 16,910,800 登記床面積284.03㎡
 建物減価償却累計額 ▲5,411,456
 長期預り金 ▲540,000 敷金
 全視協大会預り金 ▲785,500 奈良大会負担金
 合計 47,343,513

 2020年度繰越金 49,136,300
 2020年度収入の部合計 14,088,369
 2020年度支出の部合計 15,881,156
 2021年度繰越金 47,343,513
 2020年度繰越金-2021年度繰越金 ▲1,792,787

監査報告書

 2020年4月1日から2021年3月31日までの事業年度における各計算書類(損益計算書・貸借対照表)及び年度末現預金残高の照合確認した結果、正しく処理されていることを確認しました。
 またコロナ禍の状況のなか、ズーム会議開催等により同期間の各理事の職務も、事業目的に合致し執行されていたことを確認しました。

【留意点】

  1. 今期の決算において、「収入の部」及び「支出の部」の予算差の大きな勘定科目につき会員の皆様に説明してください。
  2. 組織の継続的な活動を図るために、経費面においては今後の会議体のありかたや、修繕、設備投資の発生時期等を把握し、新規の収入源等を含めて中期の収支計画の作成をご検討ください。

2021年4月21日
 監事 織田 洋
 監事 根岸民雄